ユズ茶(柚子茶)の種類と効能

ユズ(柚子)は私たちには馴染みのあるミカン科の植物で、特に最近はジュースや清涼飲料などに入れられたりしてその酸味のある味が人気のようです。

ユズ茶の種類


ユズ茶は実は中国式と韓国式の二種類あります。両社は全くの別物なので、それぞれについてどんなものなのか簡単に見てみましょう。


中国式柚子茶


中国式の柚子茶は、柚子の中身をくり抜いて、そこに青茶や黒茶などの茶葉を入れ発酵させて、その茶葉に柚子の香りを染みこませたもので、柚子を割ってその茶葉を取り出して、熱湯を淹れていただくものです。

当然、味は柚子の中に入れた茶葉の種類によります。プーアール茶あんらユズの風味が少し効いたプーアール茶、烏龍茶ならユズの風味が少し効いた烏龍茶、といった具合です。

柚子の香りが立って、中の茶葉の効能にリラックス作用が加わるとされます。

韓国式柚子茶(ユジャチャ)


韓国式の柚子茶は、ユジャチャと呼ばれる韓国伝統茶の一種で、砂糖やはちみつなどに付け込んだ柚子をお湯で割っていただくものです。

甘くて飲みやすく、中国柚子茶を玄人好みの味とするならば、韓国ユジャチャは幅広い層に人気の高いお茶だと言えるでしょう。

 ビタミンCたっぷりの柚子の皮をいただく感覚なので、風邪予防などに効果が期待できそうです。


このようにユズ茶と言っても全く別様のものがあるんですね。日本では、ユズ茶というと韓国式の方の浸透のほうが高いようです。